投資と経済指標の関係性をおしえて


投資をするには経済を学ぶ必要アリ

投資をやるなら、やはり利益を得たいですよね。どんな投資をするにしても、何によって株価や不動産といったものの値段が変わるかといえば、経済の状況になります。その中でも経済指標と呼ばれる数値は、投資をするにあたって参考にしたいものの一つです。投資は経済を学ばなくてもできますが、投資と経済指標の関係性が分かれば、効率よく資産を殖やしていくことも不可能ではありません。

そもそも経済指標とは

まず、経済指標というのは、経済に関するさまざまな数値のことです。
いろんなものがあり、日本でも内閣府や日本銀行から発表されています。
例えば、国内総生産(GDP)は内閣府から年に4回発表されています。
また、景気に対して先行する数値である景気動向指数は、毎月発表されています。
このように指標によって公表期間や公表時期は異なります。
この数値は過去の経済状況から今後の経済状況を予測するファンダメンタル分析にも役立ちます。ただし、証券会社等の情報だけでは経済指標の変化や推移はきちんと把握することができません。それゆえ、自分で情報を収集し、確認する必要があります。

日本国内の問題だけではない

また、投資においては日本だけの経済指標を見ていても参考にならないことが多いです。日本の株価は米国の影響を受けやすいですし、FXなどは扱う通貨商品によって影響を受ける経済指標が異なります。日本だけでなく、世界各地で経済指標は発表されているので、毎日何らかの経済指標が発表されています。特に、世界的に重要視される経済指標の一つが失業率です。その名の通り、どのくらいの人が失業しているかという数値です。失業率が低いと景気が上向いていると理解されるので、株価が上がったりします。逆に失業率が高いとなれば不景気であると分かります。そうなれば、国家経営が上手くいっていない国の現地通貨は価格が下がる可能性が高いです。こうして株式投資やFXといった投資に影響を与えます。もちろん、失業率同様に、雇用統計なども重要な経済指標です。特に米国の雇用統計は世界的な雇用水準を表す指標なので、一定程度の回復を見せていると分かれば株価は上がりやすいと言われています。ただし、雇用統計によって相場が荒れることもあり、取引には慎重になる必要があります。

貿易関係も要チャック

また、経済指標の中には、貿易関係のものもあります。特に貿易収支は、輸出産業で支えられている日本にとっては重要な意味を持つ指標です。ただ、貿易収支自体は、輸出額−輸入額のことを言います。つまり、この差がプラスであれば、貿易収支の黒字、反対にマイナスであれば赤字となるわけです。現在サラリーマンをしている人たちは、学校で日本はずっと貿易黒字だったと記憶している人も多いかもしれません。しかし、東日本大震災などの影響から2011年に貿易赤字に転落していたりします。経常収支自体は黒字ですが、電力問題を抱える日本は、貿易赤字が続く可能性が懸念されています。そうした不安も投資に影響しますが、単純に輸出入についてはFXなどにも影響します。そもそも輸出額の方が大きい貿易黒字となれば、日本は多くの外貨を獲得できますが、外貨を日本円に換金することが増えるので、その分円高になりやすいです。反対に、貿易赤字になれば、多くの日本円を支払うことになるので、円安基調になるわけです。世界各国にモノを輸出している日本経済にとって、貿易黒字だと輸出しづらくなる傾向が出てきます。円安になれば、輸出する方としては安くすむので日本の輸出量は増えることになります。ただ、最近では海外の工場で部品を作るため、国内からの輸出よりも海外からの輸入が増えているケースもあり、単純な仕組みというわけにはいかないようです。